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Vänninas död 友人の死

 友人がなくなったと知らせを受けて1週間がたった。
 いまだにこの事実を受け入れられない。今後もいつかは事実だと思えることがくるのだろうかと疑わしい。
 友人はよくうちの犬達に会いに来てくれた。お酒も好きでよく飲んだ。押し付けがましくなく、いつもふっと来てふっと帰る。もちろん約束の時間には必ず30分から1時間は送れてくる友人だったので、後々は私もそれを考慮に入れて予定を立てるようにはなったが。

 友人が来る時は犬達が異様に興奮するので、あらかじめドアの鍵は開けておいた。そうすると友人がノックすることなく家の中に入ってこれて玄関での混乱が防げるというわけだ。本人も犬を飼っていて犬のことはよくわかっているといっても、よっぽど犬に好かれる体質のようであった。

 とても頭は切れるのにやっぱりどこか抜けているところがあって、鍵がかかっているのにドアを開けようとしたり、右に回すところを左に回したりということがあった。それでもいつものマイペースは乱さぬ友人だった。

 身体が弱いということを聞いてはいたけど、それなのにこんな外国まで来て一人でがんばっているんだから、そういう事は全く気にならない普通の付き合いをしていた。
 
 人間なんて交通事故にあったら明日にでも死んでしまうことだってあるんだからって、友人は言っていた。私はあまり気にも留めずに話を続けた。

 若い人の死は、どうやって事実だと認めたらいいんだろう。
 今まで家族の、しかも年老いた、人生をまっとうした死しか経験したことがなかった。
 年もかわらない、今まで普通に付き合ってきた人の死を、遠く離れた場所でどうやって認めることができるんだろう。
 
 人間の頭には無限の引き出しがあるような気がする。友人とお酒を飲みながら交わした全ての会話が私の頭の中にフラッシュバックしてよみがえってくる。本当に些細な事まで覚えているのだ。今となっては私だけが知っている会話。もうあの時の会話について、また話を持ち出すことも、意見をかわすこともできなくなってしまった。

 いまだにふと、どこかで会うような気がする。
 どうやって整理をしていいのか、まだ分からない状態なのだ。
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by alltomsverige | 2008-10-03 19:11 | 思うこと
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