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スウェーデン・ルンドよりミカ工場長がお届けするスウェーデン情報
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Jag väljer vårdcentral själv! 病院は自分で選ぶ!

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 登録診療所のお知らせと変更用紙
 この春、スコーネではすごい医療改革があった。
 スの事情に詳しい人なら、ここの医療状況がどうだかご存知だと思うけど、私も何度となく怒りの記事をblogに書いてきた。

 実は数週間前、うちのス人が明け方心臓が痛くて気分が悪いと突然起きた。
 心臓ですよ。こりゃ大事があってはいけないと、午前5時だったけどすぐにルンド大学病院の救急に行くことにした私達。
 なぜ大学病院の救急?
 そう、この辺では病院の先生にどうしても会いたい人は、地元の診療所じゃなく、直接大学病院の救急に行くのが暗黙の了解。このせいで救急にはいつも長蛇の列・・・(あれ?ここって救急?って状況になるけど、ま、こんなんだから仕方ない。こうでもしないと先生様にはお目にかかれない社会なのです。)

 そう、確か、あれは2年ぐらい前、私の眩暈が1週間もとまらず自転車にも乗れず生活にも支障をきたしてきたので思い切って診療所に電話したら
 「今月一杯だから来月電話して」と邪険にも断られたことがあり、診療所はあるんだけど、そこで何が起こっているのか一般人には皆目想像不可能。
 スウェーデン在住10年だけど、実は大学病院の救急以外で先生を拝めたこと、なし。
 (医療の状況は住んでいる場所によって違うのでスウェーデンの全ての地域がこのような状況だとは限りません・・・であってほしい)

 そう、そういう理由でうちらも大学病院の救急に急ぐ。幸いうちのス人の容態は変化なし。でも一応心臓ってことなので素人判断はいかんだろうってことで救急の門をくぐる。

 すると20分ぐらいして用件が済んだス人が出てきた。
 どうも、先生には会えなかったものの、医療関係者のアドバイスによると「それは心臓じゃないから、朝が明けたら診療所に連絡して。」とのこと。
 むー。診療所かぁ・・・。

 しかたない。でも少なくとも医療関係者が心臓じゃないって言ってくれただけで、うちのス人もほっとした様子。これなんですよ、これ。病院に行く理由の一つは、先生から大丈夫って言ってもらう事、そして安心することだと思っている。でもそれが限りなく不可能に近いこの国。

 ちょうどアレルギーの季節で喘息も合わせて出てきているうちのス人、喘息の薬を同時に処方してもらおうと朝8時前から電話前に待機。
 8時になりまるで人気コンサートのチケットを取るかのごとく電話にかじりつくうちのス人。

 するとまさかの15分後に電話が通じたらしく(今までは30分以上は確実にかかっていたのに、これも医療改革?笑)予約が取れたとな。
 いつかって・・・
 20日後

 いや、それほんとうに心臓だったら死んでるって。

 20日後!!?
 これをいい結果ととるか、とんでもないととるかはその人の経験によるもので、私は少なくとも断られなかっただけでも、そして1ヶ月以内に取れただけでも、やっぱり医療改革だねーなんて冗談いってみる。

 でも20日後?普通、待つ?先生に診てもらうのに20日待つ??

 そこで今日の本題に戻ろう。
 じつはこの春、スウェーデンの一部の町では「私は自分が行きたい所に行く」というスローガンの下、自分の診療所を自由に自分で選ぶことが出来るという改革が行われた。
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 「私は私が行きたい所に行く」
 そこでうちにも「あなたの現在登録されている診療所は○○です。変更したい場合は・・を送ってください。」という変更用紙が一人一人に宛てて送られてきていた。
 たしかに20日待ちってことは改善されたような感はするけど(まじかよ)、それでももしかしたら他の診療所のほうがもっと早く診てもらえるかも知れない。
 ということで一か八かで、別の診療所に電話するうちのス人。
 
 すると
 「今日の10時だって・・」とボーゼンとしたようす。

 スウェーデン生まれのスウェーデン育ちのうちのス人、初めて資本主義の医療の扉を開いた瞬間だった。

 この診療所、つい最近、この改革にあわせてか一般診療所として開かれたばかりなので、もしかしたらまだ患者さんが着ていないだけかもしれないけど、それでも電話して、しかも当日に予約が取れるなんて、まさか予想もしていなかっただけに私達は狂喜乱舞!(心臓は?)
 
 そして無事にうちのス人は当日の10時に新しい診療所の先生に診てもらい、喘息で咳きしすぎなので心臓辺りが痛いのであって心臓ではないでしょうと診断、そして喘息の薬も出してもらった。
 同時にうちに届いていた診療所変更の用紙を提出してきたうちのス人。
 翌日私もさっそくこの診療所に変更してきた。
 さよならうちのエリアの診療所よ。一度も診て貰うことはなかったけど、さようなら~。

 追記:自分が選択した以外の診療所にも行くことができるけど、その場合、診療費が高くなる。 
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by alltomsverige | 2009-05-27 15:55 | スウェーデン生活
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